十一代 三輪休雪 萩さかつき

作者 十一代 三輪休雪
状態 無傷完品。ただし、箱に汚れあり
縦幅 約6.4cm
横幅 約6.9cm
高さ 約4.8cm
刻銘 「休雪」の丸印あり
また共箱に作者自筆と印あり
付属品 共箱・共布
薄葉紙・保存用かぶせ紙
価格 ¥160,000

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国指定重要無形文化財として名高い、十一代三輪休雪作の酒盃です。
器にかけられた白い釉薬は「休雪白」と呼ばれており、この白釉は伝統的な萩焼に新境地を開拓し、発明した兄十代休雪(休和)も人間国宝に指定されています。
「休雪白」はまるで降り積もった雪のように白く、それでいて不思議な温もりを感じさせる景色となっていて、やや歪みのある器の造形に相まって、美しさのなかに枯淡な味わいのある作品に仕上がっています。
本作品の詳しい製作年代はわかりませんが、器の作行や箱書の字体、箱の汚れ具合から見て、おそらく昭和四十年代後半から昭和五十年代前半頃に作られた物ではないかと思います。

状態はとても良く、汚れ・キズもなく、未使用にちかいです。さらに「休雪」印が押された共布と、作者自筆と印がある共箱も付属しており、また今回の出品にあたり、当方で薄葉紙と箱かぶせ紙を用意させていただきました。
注意点として、箱には経年の汚れがありますので、画像でのご確認をお願いいたします。

十一代 三輪休雪

1927年 山口県立萩中学校を卒業。兄十代休雪について家業に従事。
1941年 川喜多半泥子に師事。
1963年 山口県より天皇陛下への献上作品を制作。
1967年 十一代三輪休雪を襲名。
1972年 日本工芸会理事に就任。山口県指定無形文化財に認定。
1983年 国指定重要無形文化財に認定。
2003年 長男龍作氏に家督を譲り、「壽雪」を名乗る。
2012年 102歳没。従五位に叙せられる。