金城一国斎 茶杓銘「松風」
作者 | 金城一国斎 |
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状態 | 目立つキズや汚れなし |
縦幅 | 約18.5cm |
横幅 | 約1.2cm |
刻銘 | 茶杓に花押、筒と箱に箱書きあり |
付属品 | 共筒・共箱 栞・保存用紙箱 |
価格 | ¥15,000 |
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松の蒔絵が施された、たいへん珍しいお茶杓です。「松風」という作者銘がつけられており、箱には「若松画」とあります。
すっきりとした爽やかな印象で、あらゆる時期のお茶会にお使いいただけると思います。
茶杓の状態は良好でキズはありません。経年の薄い汚れのようなものは見えますが、目立つものではないと思います。共筒には経年の汚れ、底に虫食い痕がありますが、問題なくお使いいただけます。
また、共箱にも経年の汚れ、特に裏側に大きなシミ汚れがありますが、箱書きのある蓋はきれいな状態です。付属の紙箱にも経年の汚れがあります。
金城一国斎
本名を池田勝人という。明治39(1906)年、広島県に生まれる。号自勝。
四代一国斎の三男として生まれ、大正14年広島県立工業学校建塗工分科を卒業。
帝国美術院会員の赤塚自得の門下に入り、金蒔絵を修得する。
師自得の一字をもらい、自勝と号し、帰広後、父紫明と共に広島県無形文化財に指定される。
平成3(1991)年、85歳で没。
金城一国斎は代々「高盛絵」と呼ばれる手法で各展覧会、博覧会などで受賞を重ね、皇家への献上品として選ばれることも度々である。
昭和43年、皇太子殿下ご夫妻が広島にご訪問された際、香炉盆、また硯箱を献上する栄誉に浴している。