十三代 坂田泥華　萩焼煎茶器

作者	十三代 坂田泥華
状態	無傷完品
急須の幅	約11.8cm
急須の高さ	約5.5cm
刻銘	「泥華」の刻印
付属品	共箱
価格	￥29,700

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本品は萩焼の煎茶器揃いとなります。作者は『十三代 坂田泥華』。
昭和の時代に各地で煎茶道を復興しようという動きが活発となり、萩焼においても、多くの作家による煎茶器が制作されています。

そしてこの時代は萩焼の歴史においても、多くの名工を輩出した黄金期であり、坂田泥華もその内の一人として挙げられます。

十三代　坂田泥華

山口県長門市深川にて代々継承されている、萩焼の伝統名跡陶芸家の一族。
古くは萩焼の始祖「李勺光」の流れをくむ家柄で、深川萩四家の一つ。
戦後の昭和萩焼史を語るうえで、萩焼を担う中心人物の一人として欠かせない人物で、特に「井戸茶碗」に研鑽を積み「泥華井戸」と称されるおおらかで伸びのある、独自の優雅な作風を確立。他にも焼成時に釉薬を剥ぎ取るという「剥離釉」といった新技法にも取り組んだ。

1915年　山口県に生まれる。
1933年　山口県立萩商業高校を卒業。父・十二代泥華に師事。
1950年　十三代坂田泥華を襲名。
1965年　山口県芸術文化振興奨励賞を受賞。
1970年　中国文化賞を受賞。
1972年　山口県指定無形文化財に認定。
1976年　日本工芸会理事に就任。
1981年　紫綬褒章を受賞。
2010年　肺炎で死去。没年94。