十一代 中川浄益 南鐐 銀杏蓋置

作者 十一代 中川浄益
状態 無傷完品
使用感もあまりなく、状態は良いです
縦幅 約5.4cm
横幅 約5.4cm
高さ 約5.3cm
刻銘 「浄益」の印あり
また、共箱に作者自筆と印あり
付属品 共箱・黄布・薄葉紙
二重箱・保存用紙箱
価格 ¥80,000

商品やお値段などのご質問、お問い合わせは、下記にて受け付けております。
℡.0838-22-0987
✉hououdou@aurora.ocn.ne.jp

銀杏は秋の風物詩であり、その実は銀杏餅として茶席で振る舞われます。
本品はその銀杏をモチーフにした銀の蓋置であり、表面をわざと変色させることで、いぶし銀の渋さを加えています。
銀杏は裏千家のシンボルマークですので、裏千家はもちろん、他の流派の方でも秋のものとしてお使いいただけると思います。

状態は無傷完品であり、使用感もあまりありません。
付属品は共箱、二重箱、保存用紙箱が残っており、さらに当店で薄葉紙と黄布を用意させていただきました。

十一代 中川浄益

中川浄益は千家十職のひとつ、金物師の中川家当主が代々襲名する名称である。
元々は甲冑を作っていたが、茶道具を初めて手掛けた初代中川與十郎が紹益を名乗り、二代目浄益以降の当主は『浄益』という名を継いでいる。 
中川家は錺師ともいわれ、金工細工の精巧な茶道具を得意とし、優れた金工の技術を継承してきた。その作品は金属を鍛造して製作する槌物と鋳造による鋳物が主である。
1920(大正9)年 十代浄益の長男として京都に生まれる。幼名を紹真という。
1940(昭和15)年 十一代浄益を襲名。
2008(平成20)年 逝去。十一代亡き後、当主の座は空席が続いている。