高野宗陵 如心斎好 置筒巻水花入 好日
作者 | 高野宗陵 |
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書き付け | 大徳寺高桐院 松長剛山 |
状態 | 無傷完品。使用感もあまりなく、 目立つ汚れもありません。 箱には経年のシミ・汚れがあります。 |
縦幅 | 約9.5cm |
横幅 | 約10.0cm |
高さ | 約28.7cm |
刻銘 | 共箱に箱書きあり。 また箱の蓋に書き付けあり。 |
付属品 | 共箱・黄布・薄葉紙・箱かぶせ紙 |
価格 | ¥25,000 |
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流水を蒔絵で表現した、置筒の竹花入です。手仕事で丁寧に塗られた漆は艶があり、中に入れる落としの竹にも漆が塗ってあります。
金蒔絵による巻水紋様は表千家七代 如心斎の好みであり、本作には大徳寺高桐院住職 松長剛山の『好日』という銘が漆書きされています。
状態はとても良く、花入本体、付属の落としともに無傷完品であり、目立つ汚れもありません。
画像緑〇の部分に少しひつれたような痕がありますが、後からできたキズというよりも、この部分だけ漆がのりきらなかった痕のように思えます。
また、共箱には緑〇で囲った部分のような黒い汚れが、隅や箱の接合部などに多く見受けられます。接着のために使った糊が変色したもののように思えますが、念のため除菌シートで拭いて、数日陰干ししておきました。
ご購入をお考えの方は画像でのご確認をお願いいたします。
付属品は共箱が残っており、さらに当店で黄布と薄葉紙、箱かぶせ紙を用意させていただきました。
高野宗陵
昭和12(1937)年 京都に生まれる。
昭和39(1964)年 大徳寺藤井誠堂師より「宗陵」の号を授かる。
平成11(1999)年 有馬賴底師より「不窮」の斎号を授かる。
平成17(2005)年 竹工芸士として「京都迎賓館」の調度品を製作。
良質な竹の産地として知られる京都府長岡京市において、『高野竹工』の工房を構える。
松長剛山 号宗忠
昭和18年 大阪府能勢町に生まれる。
昭和25年 大阪府長杉寺 松長元祥に就いて得度。京都建仁寺僧堂で竹田益州に参禅。
昭和46年 大徳寺塔頭高桐院住職。久田流有栖川系茶道13代家元。細川三斉流茶道顧問。