親と子の宮島演武[2019/8/18]
毎年夏になると、広島県は宮島の厳島神社で『親と子の宮島演武会』が開催されます。僕たち柳生心眼流廿日市支部は、今年もこの演武会に参加させていただきました。
演武は各流派8分の中で、日頃の鍛錬の成果を厳島の神に披露するというものであり、とても厳粛な雰囲気で行われました。
僕は棒術の基本となる表棒と、剣術の基本である三学円の太刀をさせていただき、残りの裏棒、剣術の九箇、柔術は別の地方からこの日のために来ていただいた、若い方にお願いしました。 若いとはいえ、この道に入門してかなり長いらしく、僕は彼らの動きを見て勉強させていただきました。彼らの動きには迫力があり、その熟達ぶりには舌を巻くほどです。おかげで、もっと修業せねばと初心にかえることができました。
こちらは他流の演武の様子です。普段見ることができない他流派の技を拝見できるのも、演武会のありがたいところです。数多くの流派が今年も参加し、地元の高校生による薙刀も披露されました。 親と子の演武会というだけあり、小さな子供の参加がとても多く、これは大会を主催されている方たちの想いによるところが大きいです。古武道は日本の伝統技法を伝えるものであり、これからの若い世代に受け継いでもらいたい、そういう想いがあるのだと聞いています。
今年の演武会も無事終了し、来年は8月23日開催予定となりました。来年も山口県から駆けつけたいと思っています。
今年は大鳥居が補修工事中だったので、来年は綺麗になった鳥居を間近で見たいものです