北村葵春 朱塗 鯉桶水指

作者 北村葵春
状態 水指本体の底に擦れた痕、
蓋裏にも擦れの痕あり。
ただし、割れや欠けなどはなし。
縦幅 約19.0cm
横幅 約24.7cm
高さ 約13.5cm
刻銘 共箱に作者自筆と印あり。
付属品 共箱・黄布・箱かぶせ紙・薄葉紙
価格 ¥40,000

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 かつては振り売りと言って、商品を天秤棒にかついで売り歩く行商人が町を賑わせていました。売り物も様々で、野菜や豆腐、醤油、味噌などといったものがあり、生きた魚を売る者も。
 鯉桶水指は、その振り売りが、鯉を売るために担いで歩く桶より好まれたものといわれています。四方の穴は、紐を通して天秤棒に吊るした名残であり、往時を偲ばせる趣のある造りとなっています。

 状態は良く、割れや欠けなどはありません。ただし、水指本体の底に擦れの痕、また蓋裏にも擦れの痕があります(画像緑〇の部分)。
 画像赤〇の部分はキズではなく、撮影時の写りこみです。
付属品は共箱のみだったので、当店で黄布と薄葉紙、箱かぶせ紙を用意いたしました。

北村葵春

京都の漆芸家。茶道具専門に作品を作り続けている。