従三位殿拝領 澤瀉御紋染付御盃 興丸殿拝領唐草御盃

作者 不明
状態 無傷完品
時代による汚れあり
縦幅 澤瀉(おもだか) 約8.5cm
微塵唐草 約8.7cm
横幅 澤瀉(おもだか) 約8.5cm
微塵唐草 約8.7cm
高さ 澤瀉(おもだか) 約4.0cm
微塵唐草 約4.0cm
刻銘 なし
付属品 合わせ箱・薄葉紙
価格 ¥60,000

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 染付の盃です。合わせ箱に「従三位殿拝領」「興丸殿拝領」と書かれていることから、祝いの席などで藩主から拝領したものと思われます。
 箱は京焼のものを流用したものであり、盃を製作した窯元は不明です。

 状態は無傷完品ですが、経年の擦れや汚れがあります。
付属品は合わせ箱、薄葉紙です。

「従三位殿」

 碗に描かれた沢瀉の家紋から推測して、従三位殿とは長州藩最後の藩主 毛利元徳であると思われます。元徳は明治2年(1869年)に敬親の隠居で跡を継ぎ、従三位・参議となっています。

「興丸殿」

 長州藩毛利家代29代当主 毛利元昭のことと思われます。毛利元徳の長男として生まれ、興丸は彼の幼名でした。