松林桂月 萩焼茶碗 画竹 桂月自題

作者 松林桂月
十代 坂高麗左衛門
状態 使用感があるものの、
無傷完品
縦幅
約15.5cm
横幅 約15.7cm
高さ
約 5.4cm
刻銘 器に「韓峯」の印あり
また「桂月山人」の自筆と
松林桂月の箱書きあり
付属品 共箱・薄葉紙・黄布・箱かぶせ紙
価格 ¥80,000

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 夏季に使用する萩焼の平茶碗であり、山口県萩市出身の画家、松林桂月が竹の絵を描いて「清風」と書いています。「韓峯」と茶碗に刻銘があることから、萩焼の名門、坂高麗左衛門窯において、十代 坂高麗左衛門の手によって焼かれたものとわかります。ですが珍しいことに坂高麗左衛門の箱書きではなく、松林桂月が筆をとって箱書きしています。

 使用や時代によるシミ、汚れはありますが無傷完品であり、割れや欠けはありません。
 共箱としおりが付属し、また当店で黄布と薄葉紙、箱かぶせ紙を用意させていただきました。

松林桂月

 1876年山口県萩市生まれ。師は野口幽谷。最後の文人画家と評され、1958年に文化勲章を授与されている。
 精緻で謹直な描写を基礎に、近代の写生画の流行を十分に取り込みながら、そこに漢籍・漢詩の素養に裏付けされた品格の高い作風を特色とする。
 近代南画の振興に大きく貢献し、小室翠雲と共に南画界の双璧と称せられる。帝国美術院会員、帝国芸術院会員、帝室技芸員等を歴任した。