八代 坂高麗左衛門 萩 茶碗

作者 八代 坂高麗左衛門
(翫土斎または松翁)
状態 所々に古い直しあり
口径
約10.29cm
高さ 約7.26cm
高台径
約5.13cm
刻銘 十一代 坂高麗左衛門による極めあり
付属品 極め箱・薄葉紙・黄布
しおり・二重箱・綿
価格 ¥300,000

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 「古萩」とは、江戸期とその少し前に焼かれた古い萩焼をいい、かつては「初代(坂高麗左衛門)の作から三代の作まで」を古萩と呼んでいました。しかしこの考え方は、かなり古い時代にできた概念であり、時代が進んだ現代では、美術館が江戸末期頃までの萩焼を集めて「古萩展」として展示していることから、今では江戸期までのものを「古萩」と呼ぶようになりました。

 本作は十一代 坂高麗左衛門が八代の作と鑑定しており、全体はやや小ぶりな器でありながら、高台から腰部にかけての立ち上がりが鋭く、引き締まった印象を受けるお茶碗となっています。
 口辺のいたるところにある金直しは、不注意でキズをつけたというよりも、焼成時に釉薬が剥がれた痕を繕ったものと思われ、また画像緑〇の部分にある茶碗底の色漆は、おそらく石爆ぜ痕を埋めたものではないかと考えられます。さらに画像緑〇の部分にヒビもありますが、よく見ると古い直しがされているようであり、水が漏らないよう、漏り止めがなされたのだと思います。

 付属品は極め箱、漆塗りの二重箱、十一代 坂高麗左衛門のしおりであり、さらに当店で薄葉紙、黄布、箱かぶせ紙、綿を用意させていただきました。

 箱書きは十一代 坂高麗左衛門であり、以下のように極め書きされています。
「萩 茶碗 
 口径 三寸四分~三寸五分、高 二寸四分余~二寸五分余、高台径 一寸七分
 右 八代坂高麗左衛門 嘉永時代の作に相違なきもの也
 昭和辛亥(昭和46年・1971年)皐月 十一世 坂高麗左衛門(印)」

八代 坂高麗左衛門(翫土斎、松翁)

 寛政十一年(1799)生。明治十年(1877)没。
 八代の作から窯印が用いられるようになり、八代は「翫土斎」印を用いた。ただしそれは明治以降のことで、御用窯であった江戸期の作に窯印はない。