松林桂月 絵付け菓子器
絵付け | 松林桂月 |
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状態 | 無傷完品 |
最大幅 | 25.5cm |
高さ | 14cm |
付属品 | 共箱 |
価格 | ¥49,500 |
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萩焼のなかで絵付けが施されている物を「絵萩」と呼ばれます。現代では若くして亡くなった、十二代坂高麗左衛門の色鮮やかな作品も絵萩のひとつです。
この器に絵付けを施したのは松林桂月。描かれているものは花のようです。縁に書かれた字は桂月による賛であり、そこに桂月の署名が見てとれます。
この商品の絵の下地として用いられている器は、泉流山吉賀大雅窯(大正十四年操業)で焼かれた物で、吉賀大雅窯は現在の泉流山吉賀大眉窯のことです。吉賀大雅は現代作家として名高い吉賀大眉氏の父親であり、またその職長には名人として知られる山県麗秀が在籍していました。
器の裏に押されている楕円の萩焼印は、この窯の窯印になります。
松林桂月
1876年山口県萩市生まれ。
最後の文人画家と評され、1958年に文化勲章を授与されている。
師は野口幽谷。精緻で謹直な描写を基礎に、近代の写生画の流行を十分に取り込みながら、そこに漢籍・漢詩の素養に裏付けされた品格の高い作風を特色とする。
近代南画の振興に大きく貢献し、小室翠雲と共に南画界の双璧と称せられる。
帝国美術院会員、帝国芸術院会員、帝室技芸員等を歴任した。