[2021/10/17]2021年淡交会萩青年部 青年部茶会

 昨年はコロナの影響で自粛した青年部茶会が、今年は入場者数を制限して開催されました。
 ワクチンの効果もあってか、山口県における感染者数は大幅に減少しており、お茶碗を使い回さないということを徹底しての開催です。

 それにしても、昨今は時候の挨拶のように、コロナウイルスの話しをするようになってしまいました。11月現在、全国でも感染者数は少なくなっており、このまま終息してくれることを願うばかりです。

 それでは青年部茶会のしつらえを見ていきましょう。上の画像は竹を刳り抜いた灯篭です。萩青年部に所属する萩焼作家松浦洞心さんが、山に入って竹を切り出すところから始めて作った力作です。

 日中の開催ですが、会場はカーテンを閉め切っているため薄暗く、正面の壁を見ると丸い月が浮かんでいます。今回はお月見をテーマにしたお茶会なので、明かりを抑えて、スポットライトで月を表現してみました。

 コロナ対策としては、前述のお茶碗を使い回さないことと、換気を十分にすること、一席ごとにテーブルやイスをアルコール消毒することを徹底しました。
 100人のお客様に対し、一人一碗、全部で100碗以上のお茶碗を用意し、換気はこの会場自慢の換気システムを使わさせていただきました。数分間で会場全ての空気を入れ替えることができるという、優れものです。

 制限のあるなか、開催自体も危ぶまれましたが、結果として評判は上々でした。たくさんの方に喜んでもらえたので、やって良かったと思います。青年部の活動はこれからも続きますが、来年は制限のない活動を行いたいものです。

2021年11月10日